Debian に nginx をインストール

前回 SSH で秘密鍵を使ったログインができるようになった Debian に、今度は nginx を入れようと思う。
枯れているし .htaccess が使える Apache はとても便利だけど、非力なマシンでは軽さを優先したい。
そんな理由で今回は nginx を入れようと思う。

nginx は今もバリバリバージョンアップされているので、apt-get を使って入れた場合のバージョンを先に調べてみる。
apt-cache show nginx
どうやら apt-get で入れようとすると現状では 0.6.32 がインストールされるらしい。
ちょっと古過ぎる気もするのでソースからインストールすることにしようと思う。

本当に何もない状態からのインストールなので、gcc や make なども必要。
とりあえず今回は libpcre3-dev と lib-ssl-dev があれば configure に成功するようだ。
一気に make と make install までやる。
su
apt-get install gcc make libpcre3-dev libssl-dev
cd ~
wget http://nginx.org/download/nginx-0.8.53.tar.gz
tar -zxf nginx-0.8.53.tar.gz
cd nginx-0.8.53
./configure --user=www-data --group=www-data --sbin-path=/usr/local/sbin/nginx --conf-path=/usr/local/nginx/nginx.conf --pid-path=/usr/local/nginx/logs/nginx.pid --with-http_ssl_module
make
make install
インストールに成功したら、起動用のスクリプトをここからもらってくる。
configure の際のパラメータは予めこの起動用スクリプトに合わせたファイル構成にしてあるから改変なしで上手くいく。
wget -O /etc/init.d/nginx http://www.debianadmin.com/images/nginx
chmod 755 /etc/init.d/nginx
試しに起動して接続テストしてみる。
invoke-rc.d nginx start
wget -O - http://localhost/
「Welcome to nginx!」のドキュメントが返ってくれば成功。
上手く行ったら、マシン起動時に nginx が自動的に起動するようにするように登録する。
update-rc.d -f nginx defaults
せっかく登録したので Debian を実際に再起動させて nginx が自動的に本当に立ち上がるか確認する。
reboot
立ち上がったらもう一回 wget してみる。まあ wget せずに作業用のマシンでブラウザから実際に http://[IPアドレス]/ でアクセスして確認してもいいけど。
wget -O - http://localhost/
また「Welcome to nginx!」のドキュメントが返ってくれば成功。
Webサーバも立った状態になったので、次は PHP も使えるようにしておきたい。
でもその前に iptables を使って不要なアクセスを蹴るように設定したい。
次回へ続く。予定。