tumblr のデータと共にココロシンカ製作過程を振り返る


ココロシンカが完成してから少し経ったので、tumblr と共に冷静に当時を振り返ろうと思う。
作業が進むごとにファイルをアップロードしてたので振り返っても個人的には少し面白い。

2012年2月27日
発端。この日からどんな感じにしようか漠然と考え始めた。

2012年3月3日
遅い時間に作り始めて短い区間だけどそれなりに作れたので満足してやめた。

2012年3月4日
ワンコーラスできあがった。
この時点で1コーラス分はほぼ完成形に近い状態になっていた模様。
このぐらいの頃に作詞の話を UN_Ackky に持ちかけた気がする。

2012年3月5日
伴奏がちょっと変わったりしたぐらい。

2012年3月7日
ボーカロイドでメロディラインをテスト入力。
にゃーにゃー。

2012年3月8日
2番へ。

2012年3月9日
2番のサビ前にインパクトをもたせた。
「どんなときも。」をリスペクトした感じのリズムで。

2012年3月11日
この日は世の中が地震から丁度1年で振り返ったりしてる話が多かったように思う。
2番が終わったあとの間奏をシンセで打ち込んだんだけど、これは何気に結構評判よかった。
まあ最終的にはなくなるんだけど。

2012年3月12日
エフェクタを買ったのでミックス弄って遊びはじめた。

2012年3月19日
ミックス弄って遊んだあと満足したのかしばらくデータ触ってなかった。
歌詞の完成形が見えてきたのでボーカロイド側の打ち込みなど。
この頃はまだサビの部分の歌詞は「その照準の狙う先が」となっていた。
その後とある出来事をきっかけに「その照準の狙うウサギが」に変わっていく。

2012年3月20日
Cメロ部分がなんか暗い感じだったので後半を全面的に作り替えた。

2012年3月23日
コーラスの追加。Cメロもまた少し弄った。
これでメロディライン自体は完成形になったと思う。

2012年3月26日
コード進行を一部変更して曲調がより明るくなるように色々と工夫。

2012年3月29日
曲の始まり方をラジオ風に。
完成版直前では更にラジオ風ノイズも加えている。

2012年4月1日
ブルボンヌ雪村に話の流れでギターをお願いしていて、仮のデータを貰ったので合成。
打ち込みだけのデータに生演奏データが入るとやっぱり生き生きしてくる。

2012年4月2日
全体の音が汚くなりすぎているので少しずつ綺麗にしようとしている。

2012年4月9日
かなり完成形に近づいてきてるものの、
まだギターが揃ってなかったりサビの繋ぎ目のシンセが入っていなかったりする。

2012年4月19日(データなし)
Aメロの裏にシンセを入れたり、ギターがまだ入っていなかった部分にギターが入ったり、ボーカロイドパートの音量調節をより細かくしたり、サビの繋ぎ目にシンセを入れたりなど、細かい作業を色々やった。

完成した楽曲データは mp3 ファイルと m4a ファイルを用意。
楽曲情報やジャケットもファイルに書き込み、対応プレイヤで自動で表示されるようにした。

その他に裏で並行して公開用のサイト制作などをしていた。
ここから更に1~2日ぐらいで簡単な動画制作をする予定だったのだが、GameBoy さんに動画を制作して頂けることになったのでその時点で動画について何も考えていなかったことを伝え、決めていた部分は伝えて制作をお願いした(武蔵さんのイラストを使いたいという旨と、タイトル用のフォントの話など。サイト用に必要だったので決めていた)。

2012年4月20日(完成)
頂いた動画ファイルを動画サイトにアップロードして、soundcloud にもデータを準備。
全て準備が整ったので公開した。

後日談

アップロードしたデータを確認し始めて30分後ぐらいに致命的な間違いに気付いた。
「期待通りの ラブコメにはね」という歌詞の部分で、コーラスパートが別な歌詞を歌っている。
(おそらく終盤でやった歌詞の変更をコーラスパート側でやり忘れたのが原因)

しかし YouTube もニコニコ動画も soundcloud もアップロードし直すのは微妙かな…と思い、結局ダウンロード用の mp3 / m4a ファイルのみ差し替えることにした。

楽曲のタイトルについて

歌詞の内容に沿っていて、かつ検索結果があまり多くないものにしようとした。
「ロンダートからのドロップキック」ということで冗談半分ながら

「ドロップキック」

「キック」

「松本キック」

松本キックは一時期芸名が「シンカ」だった

「シンカ」

ということで シンカ というフレーズを使おうと思った。
他にも後付けながら 進化 = Evolution で、アクエリオンのように頭4文字取り出すと EVOL で丁度 LOVE を逆から読んだ形になっていたりなど面白い言葉だと思う。
最初は「進化論」っていう言葉を使う方向で考えてみたものの検索結果があまり削れず、おまけに GUMI には「進化論 code:variant」というタイトルで有名な楽曲が既に存在しているようなのでこれは没にした。

最終的には検索結果が1件もなく、入力もしやすい「ココロシンカ」に決めた。
タイトルは決めるまでに毎回結構苦労する。この時も Google+ で結構長々とミーティングした。
オンラインでサクッとミーティングできちゃうんだからすごい時代だよなあと今更思った。

全体を振り返って

製作期間1ヶ月半強ぐらい。
こんなに長期間同じ曲データ弄る続けることって昔はなかったんだけど、仕事で時間が取れないせいか最近は1曲完成させるのにやたら日数が掛かるようになってしまった。

反省すべき点は色々あったと思うのだが、協力してくれる人に丁寧に作業を渡せなかったりしたと思うので、この辺もうちょっと上手くできるようになるといいなと思う。
コミュ障だけど。